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広汎性発達障害と診断された4歳男子が改善したケース

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発達障害と診断された4歳男の子が全6回の相談会で

かなり改善したケースを、お母さまからいただいた体験

談の形でご紹介します。(2013年9月3日)

「一年前、広汎性発達障害(アスペルガー症候群)
と診断されましたが、ホメオパシーによって症状
が改善されたので、体験談を書かせていただきます。

30歳の時に、第一子を授かりました。

ホメオパシーの勉強をしていましたので
『自然なお産を!』という目標で助産院出産を
希望しました。
つわりはひどく水を飲むこともままならない状態だっ
たものの、「誰でもセット」を取っていたおかげか
順調に赤ちゃんは大きくなり、
『出産予定日が早まるかも?』と言われていました。

7カ月の頃にはマヤズムのレメディをとり、毎日たく
さん歩き、食事にも気をつけました。
30週の健診の時に逆子と分かり、帝王切開の予約をし
ましたが、別の病院で外回転という外から赤ちゃん
を回す処置をしてもらい、帝王切開はキャンセル。

出産予定日に陣痛開始。その12時間後に破水。
しかしその後なかなか子宮口が開かなかったので
病院へ搬送され、陣痛促進剤使用し、24時間後に
鉗子分娩にて出産しました。

破水後、ずいぶん時間が経っていたため、新生児敗血
症を起こし、産後一度も抱くことも出来ずNICUへ・・・。

『絶対に自然分娩!』『カンガルーケア』を希望していた
私を待っていたのは、母子別室・酸素チューブ・抗生剤
の点滴や心電図などたくさんの管がついた息子の姿でした。

それでもホメオパシーっ子は医師も驚く回復を見せ、
2週間で退院。自宅へと帰りました。

しかし帰ってからがまた大変でした。

常に抱いていなければ泣き、やっと寝たと思っても
置くと起きてしまう。

結局抱いたまま寝るしかなく、指の関節も固まって
しまってギシギシと音を立て、初めての我が子を
『可愛い』と思う余裕はありませんでした。

予防接種の害は知っていたので打ちたくありませんで
したが、家族を説得しきれず、『あとでホメオパシーで
排出しよう』とBCG・麻疹・風疹は接種し、その都度
レメディを与えていました。

しかし生後数ヶ月たっても、表情のない我が子。

呼んでもあまり反応はなく、『いないいないばぁって
何ヶ月くらいから喜ぶのかしら?』

ハイハイや歩きはじめ、言葉はすごく早かったけれど、
2歳過ぎても2時間ごとに泣き叫びながら目を覚ます
日々。

でも初めての子どもだったので無我夢中で、変だとは
思いませんでした。

明らかに反応がおかしいと思ったのは、2歳4カ月の
ときにDPTのワクチンを初めて打った時のこと。

DPTワクチンの接種後、発熱・一日中泣き、叫ぶ、
会話が出来ない・・・などなど、明らかにおかしい
症状が1カ月近く続きました。

その後は、何をするにも癇癪を起こし、毎日買い物
に行くだけで一日が終わってしまう。

おもちゃは全て投げてしまい部屋はグチャグチャ・・・。

それまではできていたのに、目を合わせることも、会話の
キャッチボールもまったく出来なくなってしまいました。

その上、便の色が白くなったり、今まで食べていた卵
でさえ、アレルギー反応を起こすようになったり・・・。

そして医師から息子のアスペルガー症候群の診断を受け、
なんとかしなければと試行錯誤していた3歳6カ月の時、
片上先生のブログに辿り着きました。

そして学会発表の*広汎性発達障害(非定型自閉症)が

普通級に就学できるまで改善したケース」

などを参考に、
BCG、MMR、DPT、Thuja、Alum、Merc、Bufoの
レメディ、Thuj-VOM5、Alf-Aut、Hyper-Strの3種
のマザーチンクチャーなどを随時あげてみました。

すると3週間後に38.5℃が3日間続き、その後こちら
の言うことを理解してくれるようになり、癇癪も減って、
情緒がだいぶ落ち着いてきたので、やはりワクチンの害
が原因だったのかと思いました。

そして予防接種以外にも出産時のトラウマや使用した薬
が気になっていたので、片上先生の相談会に通い始めました。

相談会に通うたびに咳や鼻水、時には熱が出ることも
ありましたが好転反応 ♪ と喜んでいました。

しかし、身体の好転反応のときには余裕のあった私も
相談会に通い始めて約2ヶ月後、精神的な好転反応が
始まった時には、私の精神が壊れそうでした。

部屋にある持てるものは全て投げ、動かせる家具は全て倒し
2歳下の妹を本気で殴る、ける。注意しても「変な顔~」
とゲラゲラ笑って止めようとしない。

家じゅうに水をまき散らす。
なんでも口にいれ、見つけたレメディは1ビン一気に舐めて
しまう・・・。などなど。

そして今年の1月(相談会開始後約3カ月)に、38度
以上の高熱を数日間出しました。

その後、上記のような凶暴な問題行動や癇癪がかなり減り、
ホッとしましたが、今度は高いところがあれば登らずには
いられなかったり、ピョンピョン跳ねてばかりいたり、頭
突きをしたり、手足をぐりぐりと人に押しつけたり・・・
といった奇妙な行動が目につくようになりました。

そのたびにロバの乳のレメディ、サルの乳のレメディなど
動物の乳のレメディが処方され、どんどん症状が改善さ
れていきました。
そして最後には、偏食やゆびしゃぶりなどに対して人の乳
のレメディが処方されました。

動物の乳から始まって人間の乳のレメディに戻ってきた
今年4月、幼稚園の入園式では一年前とは別人のように
落ち着いた息子の姿を見ることができました。

初めての式、大勢の人の中で不安そうではあるものの、
きちんと自分の椅子に座っていました。

今でも疲れた時などにパニックを起こすこともありますが、
凶暴性は見られなくなり、こちらの話をずいぶんと理解で
きるようになりました。

半年前まで感覚過敏で歯も磨けず、頭も洗えない。
健康診断ではパニックを起こし、味覚にも過敏で
味のないうどんやごはん、何もかけないスパゲティ
しか食べられなかった息子。

まだ耳かきを嫌がったり、偏食もありますが、
書き出したらキリがないほどの問題行動が治まり、
今では毎日大きなお弁当を持って楽しく幼稚園に通っ
ています。

常にイライラしていた親子関係も改善し、
『やっとこの子の親になれたな~。可愛いな~』と
心から思える日が来ました。

親から受けついでしまったもの。トラウマや薬害。

余分なものを取ってあげるとこんなにも輝くのか。
とホメオパシーの素晴らしさを再認識しました。

いつも、相談会で処方レメディのマテリアメディカ
をきくと「そうそう!その通り!」と思わず笑ってし
まうほど、的確なレメディを選んでくださる片上先生
には本当に感謝しています」

♥はじめて相談会にいらしたとき、彼は大人っぽく無表
情で、『1を聞いて10を知る』ような頭がいい子という
イメージでした。

目を合わせることもできるし、質問にもきちんと答えられ
るし、特に大きなこだわりが目立つわけでもありませんで
したが、しいて言えば、心ここにあらずで無表情な点が気
になりました。

が、お母さんさんいわく、アスペルガーの診断を受け、自ら
マザーティンクチャーのTHUJ-VOM5やAlfalfa-Aur、
Hyper-Strをわが子に与えたことで、ここまで改善したの
だとおしゃっていました。
ホメオパシーの学校に通う学生さんだったからこそできた
ことかもしれません。

さて、QXマシンで彼を見てみると、さきほどの3種のマザー
ティンクチャーでワクチンの害はだいぶ排出されたものの、
まだ、はしか、風疹、BCGのワクチンの害や陣痛促進剤の害
などが残っていることがわかりました。

そこで1回目の相談会でこれら薬害のデトックスのレメディー
等を処方しました。

すると、湿疹や下痢、発熱といった好転反応が多少あり、
その後情緒面に反応がでるようになりました。
それが、お母さんの精神が壊れそうになるほど壮絶だった
のです。
以下はそのときにお母さんからいただいたメールです。

・ものを投げる、(人や壁を)ける、叩く
・全て自分の物にしようとする
(妹のおやつも横取りして、自分のも持って逃げて隠れて食べる)
・やめて!ダメ!など言うと、ゲラゲラ笑ってもっとやる。
(泣いてやめてと言っている妹やお友達にも)
・怒ると反抗して暴れる。
・パズルのピースや紙のカードなど何でも口に入れ飲みこみ、
のどに詰まらせて吐く。
・レメディを隠れて探し出したり、私が取らせようと準備
していると、奪ってひとビン全部食べてしまう。
・あちこちベロベロ舐めたり、やたらとキスしようとしてくる。
・寝る時間になると酷くなる
・シャワールームの水をあふれさせ、部屋に浸水。
・わざとトイレ以外のところで用を足そうとする。
・家の中はおもちゃ、家具を含め投げたり動かしたり倒したり。
片づけても片づけても常にぐちゃぐちゃです。
妹もおにいちゃんが通りかかると「コワイ」といってよけます。
(よく遊んでくれる時もあり普段は案外仲良しです)

以上の報告を読むと、彼のいかに情緒が不安定なのかが
うかがえます。

そこで浮かんだレメディーはひとつ。
CI(カナビスインディカ)でした。
カナビスインディカは、インド大麻のレメディです。

このCI(カナビスインディカ)のマテリアメディカ
(ロビン・マーフィー著)の医療と精神の部分を抜粋
してみましょう。

医療:
CI(カナビスインディカ)は、癇癪、躁病、
痴呆、反射作用が刺激される等の神経障害の症状を
強力に緩和される作用を持つ。飲酒家せん妄、震え、
幻覚、怒り狂う傾向、吐き気、癒されない喉の渇き。
虚弱し、力が抜けたようになる。(途中省略)
支離滅裂なことを言う。目をみはるような幻覚や創
造を起こす。非常に落着きが無い、不安感、緊張感・
神経質。笑いが止まらない。時間の経過、空間の広
さが鼓脹されて感じられる。

精神:
ぼんやりと忘れっぽく、言いかけた文章を最後
まで言えない。急激な会話能力の喪失。異常に多弁。
どもる。口ごもる。急に記憶を喪失する。精神の高揚。
常に様々なことを理論だてている。考えにふける。
不安感。(途中省略)感情的に興奮し、すぐに変わる。
自己の喪失。異常に多弁で精神が高揚している。楽しみ、
いたずら、笑いが止まらない。幻覚。(省略)

さて、このCI(カナビスインディカ)で情緒が
不安定な彼の状態が少しでも改善するようにと、
頓服として取るように、途中相談で処方しました。

すると、下記のメールが届きました。

「今日お散歩から帰り、届いていたカナビスインディカを
あげてからおやつの時間にすると、おやつを横取りしない!(驚)。

その後はおもちゃも貸してあげたり、話しかけると
2~3回で耳に届くようになり、夜は自分から布団に入り、
歌を歌ってあげたらもう寝ました!

今、カナビスインディカのマテリアメディカ見ました。
インド大麻なんですね~。
暗闇で悪化、戸外を散歩で好転と書いてあってビックリ。
彼も穏やかな表情になり、私も救われました。
あのまま次の相談会までは、とても持ち切れませんでした。
本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
ありがとうございました」

実は、彼のお父さんが若いときに向精神薬のデパスをかなり
服用していた経緯があったことも、このレメディーを選択す
る要因のひとつになっています。

というのもカナビスインディカは、向精神薬を断薬する
ときに役立つ同種のレメディーとして、私はよく使うか
らです。

現在、当センターに通ってくださっている発達障害が
主訴のお子様は、常時10名以上いらっしゃいます。

日々、発達障害と診断されたお子様たちと向き合う中で、
気づいたこと。
それは彼らのご両親が、デパスなどの向精神薬を過去に
取られた履歴があることが比較的多いということです。

実際、次の相談会の時にQXマシンで測定すると、
彼の逸脱した情緒の不安定さは、彼の父が過去に取った
デパスの害も関係していることがわかりました。

そこで、デパス解毒の目的も兼ねて、カナビスインディカを
アルポで処方しましたが、その後別人のようにおだやかにな
っていったのです。

また、私が発達障害のお子さんによく使うレメディーのひとつ
に「Lacのレメディー」があります。

これは、Lac=乳のレメディーです。
代表的なLac-C(ラッカナイアム)=犬の乳以外にも、
Lac-As(ラックアジナム)=ロバの乳、
Lac-L(ラックレオン)=ライオンの乳など
さまざまな哺乳類の乳のレメディーがありますが、
これらは情緒面の問題行動の緩和や改善に、非常に役立つ
レメディーだと思います。

彼にも、問題行動の特徴に合わせて、さまざまな
Lacのレメディーを処方しました。

そして5日目目の相談会のとき、妹と遊んでいて
些細なことで妹をぶってしまったのですが、
妹が大きな声で泣き出すと、驚いたことに自分も
負けじと大声で泣き、お母さんにすがったのです。

前回の相談会までは妹をぶって泣かせても、無表情で
じっと下をむき、部屋のはじっこに行ってだまっていた彼。

そんな彼が、今はお母さんを大声で呼び、両手を
広げて母にだっこを求め、わんわん泣いて、母の胸に
抱かれて涙をポロポロ流していました。

この姿を見たとき、もうすぐ卒業だなと思いました。

何かにブロックされ、無表情で人の心に無関心だった
彼の心が、子供らしい4歳児に戻ったのです。

実際、6回目の相談会のときは、
心配していた幼稚園へもひとりで行き、幼稚園の先生
からも問題行動はなく、療育の先生にもまったく問題
なしと言われ、元気に毎日通っていること。
そして幼稚園でお友達と何かあっても、がまんができ
るようになったと報告がありました。

かなりあった偏食もだいぶ改善され、このまま普通級の
小学校へ進むことがなんら問題ない状態になりました。

相談会6回で卒業するケースは、発達障害の症例では、
異例の速さだと思いますが、お母さんがホメオパシー
の学校に通う学生さんだったことでさまざまな好転反応
に対して、的確に対応できたことが早い卒業へとつながっ
たのではと思います。

これはすべての病に言えることですが、障害の原因を探り、
その障害を取り除くことで、心も身体も健康を取り戻すこ
とができます。

ホメオパシーが少しでもそのお役に立てればと思います。

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