マテリアメディカってなに?
レメディーを健康な人々にとっていただき、現れてきた身体症状や精神症状などを
細かく書き取ったものがマテリアメディカです。
直訳すると、マテリアル(物質)のメディカル(薬効)ってことですね。
上記のように健康な人がレメディーをとると、そのレメディーが起こす症状を見ることが
できるのですが、これをレメディーによるプルービング(Proving=実証)といいます。
昔からいろいろなホメオパスがボランティアを募ってプルービングを行い、その実証結
果を記述してきたので、マテリア・メディカは何種類もあります。
プルービングについて説明すると、ほとんどの方が、「レメディーを取っても自分に必要
のないものなら何も起こらないと聞いたのに?」とおっしゃいます。
プルービングを行う場合は、少なくともレメディーを複数回リピートして行います。
ですから、30c、200cのレメディーを1回取ったくらいで、とんでもない作用が起こるなんて
心配はいりません。
若干、プルービングしてしまうようなこともなきにしもあらずですが、プルービングするという
ことは、自分の中にそのレメディーが共鳴する土壌があったからこそで、それがなければ何
も起きないのです。
私が主に使用しているのは、ロビン・マーフィー氏のマテリア・メディカです。過去に学校の
教科書として習ったフランス・バーミューラン氏のマテリア・メディカも広く浸透しています。
*実践編のレメディー名をクリックすると、簡略マテリア・メディカが参照できるものもあります。
バーミューラン氏のマテリア・メディカを元に簡単にまとめたものです。
見方は、下記のアコナイトのマテリア・メディカを参考にしてください。
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*青色文字は重要な症状
ACONITUM NAPELLUS (ヨウシュトリカブト)←素材
↑ラテン語レメディー名 日本語簡略名→アコナイト
身体のどちらに症状が出ているか→右側、左側
悪化:夜、特に午前0時ごろ、ぞっとする恐怖、ショック、冷え、乾燥した冷たい風、音楽、光、喫煙、起床、患部を下にして寝る(Ant-T、Hep、Nux-M)タバコを吸う、過熱、夏の暑さ、激しい感情、立腹
好転:戸外(外気でAlum、Mag-C、Puls、)、休息、熱い汗をかく、動作、何も覆わない
↑どんなことで症状が悪化・好転するかが表記されている。
↓精神的、総体的、身体的症状について表記されている。
精神症状:多大な恐怖、死への恐怖、パニック、時間を予言する死の予感、
過去の恐怖体験以来のパニック発作、群集、閉所恐怖
総体症状:乾燥した冷たい風にさらされたあとの疾患
突然現れる激しい症状、焼けるような痛み
急激に起こる痛み、しびれる、ちりちり、ぴりぴりする
のどの渇き、痛みに耐えられない、極度の落ち着きのなさ
ブランデーやウイスキー、ビール、冷たい飲み物を欲しがる
アイスクリーム、牛乳、脂で悪化
身体症状:
顔は赤く、熱く、紅潮して腫れているが、起き上がると死人のように
青ざめる
冷たい乾燥した風にあたったあとの鼻かぜ、せき、肺炎、中耳炎、
咽頭炎、眼炎
せきは乾燥して激しいからせきで、窒息しそう
発汗のない激しい高熱のある気管支炎、胸膜炎、肺炎の初期。
顔面神経痛。ショックによる尿閉。
目のケガのNO1レメディー