2019年12月20日、21日で記念すべき20回目のコングレスが
東京の世田谷区民会館で開催されました。
今年もメインステージでの発表の機会をいただき感謝です♥
私の発表は21日の10:40~ 10分間でした。
今回は6つの症例から、ジェモエッセンスの有用性をご紹介する内容なので
10分ではおさまらず、少しオーバーしてしまいましたが・・・
6つの症例の発表したスライドと原稿は下記の通りですが、
内容をかなり省略したので、ブログのほうでレメデイー選択の詳細を追加表記して
掲載したいと思います。
PPT1:みなさま、こんにちは!
日本ホメオパシーセンター練馬平和台の片上敦子です。
ジェモとは、ラテン語でつぼみを意味します。
このつぼみからつくられたエッセンスを用いた療法がジェモセラピーで、日本には由井学長が作られた7つの日本の植物のエッセンスがあります。
これらジェモエッセンスが、どのように有効なのか、6つの症例からご紹介します。
症例その1は、11歳女児の、軽度心理発達障害です。
心理発達検査を受け、このような指摘を受けました。
しかしIQは113と高く、普通級での就学は可能ですが、
親としてはこのようなフラストレーションを解消したい、ということでした。
相談会1回目、QXマシンで、このような脳に作用する薬剤と
神経変性異常障害、などの指摘がありました。
母親に聞けば、祖母が肩こり緩和に常用していた
「トランコパール」という薬を、自分も使用していたということで、
この薬は、多くの国で利用が中止された、危険な抗不安薬や筋弛緩剤の類でした。
そこでAnx–Loraz-D(ロゼラパム)をトランコパールの排出の同種レメディーとして、
PPT5:メインのレメディーには、オリアンダーとクラーレを選択しました。
すると、母の頼みにもすぐに行動できたり、友達との会話や行動がスムーズになりました。
また、人や物を凝視して、表情が固まる傾向がなくなりました。
そして4回目に、自己否定の意識を改善する
ジェモエッセンスのチャノキを取っていただきました。
「このエッセンスを飲むと頭が整理されて、自分が言いたいことがはっきり言える」との感想はご本人からです。
物心つく頃から、「人と何か違う」という、自己否定感が払拭されて、
意欲的に取り組めるようになり、新しい人間関係にもためらいがなくなってきました。チャノキは、心理的発達に大きく役立ったと思われます。
PPT7:
症例その2です。39歳女性、20歳からの過食嘔吐です。
30歳前後から、幼少期の母の言動や行動に傷ついていることを実感し、
インナーチャイルドと向き合ってきましたが、再発を繰り返していました。
自分の子どもに対して、やさしく接することができず悩み、
ストレスから過食と嘔吐を繰り返してしまうのです。
PPT8:
1回目からジェモエッセンスのカキノキをお出ししました。
それは、母に人生をコントロールされてきたという思いが強く、
カキノキの特徴のように、どんなに頑張っても怒られ、甘えられない意識の葛藤が過食の原因ではないかと思ったからです。
PPT9::
回を重ねるごとに、母に対する怒りは、
「大変なときに子どもを預かってくれるのは母しかいない」と、
感謝の気持ちに変化してきました。
過食をしたいという気持ちが減り、嘔吐も減ってきました。
しかし仕事と家事のストレスから、ご主人には、カッとなって、怒りをぶつけてしまうと言います。
引き続きカキノキをとっていただきました。すると、甘えたくても甘えらなかった感情がゆるみ、夫へのきつい言い方を急に自覚できるようになり、穏やかな関係になりました。
4回目と5回目には、過食嘔吐は1回もなし。
過食の感情の根底に、できる自分を演じていることへの
自己卑下感があったといいます。
「人より勝りたいという気もちから比べてしまい、自己嫌悪におちいってイラついていた」 という気づきには、カキノキの存在が大きかったそうです。
「自分が見えるようになった気がする」というのはご本人の感想です。
第2子を妊娠され、相談会は終了しました。
症例その3は、32歳女性の「パーソナリティ 境界性障害」です。
主訴の内容は、彼が3日間出張にいくだけで、永遠の別れのように絶望的になり、このような症状がでることです。
2回目にジェモエッセンス・キダチアロエを取るとメンタルに変化が。
母に怒っている夢を3回繰り返し見たのです。
母の事は大好きで、なぜ怒る夢をみたのかわからない といいます。
3回目では、実家の母に夢のことを伝え、
2人で霊能者に見てもらうと、自分を生む前に流産した子の供養をしていないことが、母へ異常な執着と依存心に関係していると言われたそうです。そこで水子供養をし、レメディーはAyahとTanacをとっていただきました。
4回目、また実家に帰省したが、いつもは辛い空港での母との別れが、
すんなりでき、自分でも驚いたと言います。
また、その間に彼の浮気発覚で同姓をやめたのですが、
いつも浮気をする男性と付き合うことに悩むというので、プラチナを 取っていただきました。
すると自分が愛するより、どれだけ愛してくれるのかで、相手を選んでいたことに気付きました。
そしてだれかに依存してないと不安 な気持ちがなくなったそうです。
キダチアロエの特徴に、霊的な影響からの改善とあります。
呼吸困難になるほどの絶望的だった「彼との別れ」は、
実は、根源は「母との別れ」にあることを夢が教えてくれました。
ジェモエッセンスの深い作用から、自分の魂だけの問題ではないことに
気付くことができた症例ではないかと思います。
次は、38歳女性の顎関節症・めまい・不安障害です。
12歳で顎関節症と診断され、痛みがひどく、口があまり開かないこと。
10年間、ボトックス注射で歯の食いしばりを抑えてきましたが、やめると症状がひどくなり、このような症状がでて、2か月前から抗うつ剤や抗不安薬をとっています。
物心ついてから12歳までの間、毎日、母から殴る蹴るの暴力があったこと。
さらに母が切れると包丁を持ち出し、刃が肌にふれ、常に殺される恐怖があったそうです。
12歳になると、身体が大きくなり次第に虐待は減りましたが、
自分が子供を育ててみると、母に対する怒りが湧いてきました。
母への恐怖と支配から、このようなレメディーを選択すると、朝の不安感が薄れ、パニックがなくなり抗不安薬がいらなくなりました。
そして幼少期に毎朝、思った
「今日は母を怒らせないように、できるだろうか」という気持ちを思い出しました。
しかし、顎関節症はあいかわらずなので
キダチアロエにサポート心経を加えて、お出ししました。
これにより、はじめて、顎関節の痛みが少し楽になり、
口の開け閉めがしやすくなったと感じました。
さらに、顎関節症の原因となる体験を思い出しました。
寝ている自分を母が、いきなり蹴ったりなぐったりと襲ってくることがあり、
急に起こされてお風呂場で水のシャワーを浴びさせられたこともあったそうです。
いつ襲ってくるのかわからないため、常に身体にぎゅっと力を入れて、
歯をくいしばって寝ていたことに気づいたのです。
しかし、これにより、緊張感、めまい、不安障害の発作が戻ってきました。
そこで、サポートATTACKをとっていただきました。
すると自分は悪い子だから罰をあたえられて当然だという、
自分を罰する気持ちが強かったことに気付きました。
そこでANACをとっていただくと、緊張感やめまい、不安障害が改善しました。顎関節症の改善には、時間が必要ですが、封じ込めていたインチャの
気づきにキダチアロエが役立ち、その他の症状が改善しています。
次は、37歳女性の「7歳からの手足の慢性リウマチ」です。
右手首から始まったリウマチで、歩行困難になり車椅子生活。
23歳まで大学病院にかかり、多数の投薬結果、腸が弱くなり、下痢をしやすい。
甲状腺の数値が安定しない。
手足の不自由さから、日常生活は、常に介助が必要でした。
右手首の痛みが発症するころ、親の顔色をうかがい、
気をつかう子供だったことから、これまでの感情の排出に、サポートATTACKを選択しました。
すると、このような大きな気づきがありました。
母の頻繁な八つ当たりに、常にご機嫌をとってたことに気付き、胸が苦しくなった、そして自由になりたい、自分の足で立ちたいという気持ちが湧き上がってきた。心の底から自立したいという気持ちがでてきたら、リウマチの指がほどけて
芯の熱がとれてくるような感覚があったのです。
そして5回目には、母と 共依存の関係にあったことに気づき、
感謝する気持ちがでてきました。
7回目、自分の部屋の断捨離を思いたち、
片づけると、リウマチ発症時にもらった千羽鶴がでてきました。
断捨離時のお写真です。
7歳時に、「自分一人ではこれもできない。あれもできない」という絶望した意識を断捨離で捨て、
「自分はこれもできる」という意識にシフトできたと言います。
まだ、機嫌の悪い母のエネルギーを受けてしまうので、
ご本人にはジェモエッセンスのキダチアロエを。
勝気なお母さまには、カキノキを取っていただきました。
安定しなかった甲状腺の数値も正常になりました。
理学療法士のトレーニングに通い、筋力もアップ。
手も足の動きスムーズになり、掃除機も自分でかけられるようになっています。
こちらは、相談会当初の手足の写真と、1年後に送られてきた
つかまり立ちの写真です。
今後は自分の足で立つこと、イコール経済的自立を目標に
頑張っている自分が面白い、と思える余裕がでてきました。
最後の症例は、4歳男児の「発達障害と難聴」です。
喃語の独り言が多く、意味のある発語ができない。
思うようにならないと危害を加え、暴れる。
1歳7か月で中耳炎になった後、重度の難聴と診断。
食物アレルギー、夜叫、頭の怪我が多いというのが主訴の内容でした。
出生体重が2400gと、シリカの根本体質の上に、
ワクチン連打から、シリカ、マーキュリー・ソルをメインに。
夜叫にはSTRAMを選択しました。
すると発熱、発疹、とびひといった反応があり、癇癪と暴力が減り、笑顔が増えました。
CMソングを口づさむので、聴力が上がっていると実感。
便も安定し、夜叫もなくなりました。そして、パパ、ママの言葉をはっきり言えるようになりました。
4回目では、だだをこねず最後まで笑顔で遊んでいて、妹にたたかれても怒りませんでした。
ただ、夜叫の変わりに、夜中に正座してシクシク泣くようになりました。
母親に聞くと、母から「自己犠牲を美徳」と教えられて育ち、これまでの人生で「自分さえがまんすれば」という想いが強かったようです。
お二人の癒しが必要と判断し、キダチアロエを、いっしょに取ってもらいました。
すると、パパ、ママ、意外に「バナナ」が言えるようになりました。
また、言葉をまねして発音できるようになり、食物アレルギーでは、卵が食べられるようになりました。
また、家の霊障が気になるというので、チャノキを取っていただきました。
すると、夜中に泣くことはなくなり、
母の日に、花束を描いてくれたり、自分から家のお手伝いをするようになり、いい子になった、と母も祖母も驚いてます。
難聴の病院の先生からは、彼の中には言葉がしっかり積み上げられていると言われました。
お母さまいわく、ジェモエッセンスを取ってカルマの浄化のような出来ごとが起き、家も明るくなり、その効果に驚いたとのこと。
相談会8回目では、文字を書いた紙を指で指して、
大きな声で言えるようになっています。そのDVD動画がこちらです。
これら6つの症例以外にも、日本のジェモエッセンスの効果を実感できる症例が、多数ありました。
目の見える症状の裏には、さまざまな問題が潜んでいます。
その問題解決に、野山に自生する植物のつぼみが、魂を揺さぶり、
気づきを起こさせる有効なツールになってくるのではと思います。
ご清聴ありがとうございました。